創太のROCK塾

~ロックバンド特化型作曲講座~

何も見ずにコードを弾けるようになる方法。

 

 

 

「どんな裏技よりも、原則を理解することが一番の近道である」

 

 

 

「コードの構成音を調べるのが面倒くさい!」

 

「何も見なくてもコードも弾けるようになりたい!」

 

「ネットにのってる短3度、長3度って何やねん!意味分からんわ!」

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そんな方は必見の内容になっております。

 

この記事を読めば、あなたが普段使わないキーの、弾いたことがないコードでも即座に弾けるようになってしまいます。

 

とはいっても大前提として音楽理論の基礎知識が無いと、この記事の説明すら理解しづらいと思います。

 

「完全に音楽理論初心者です…」という方は、こちらのシリーズをどうぞ。

dreamer-sota.hatenablog.com

 この記事を読めば、いちいちネットで調べずとも、コードの構成音を頭の中だけで導き出せるようになります。

 

逆に、今から説明する「コードの正体」を理解せずにいれば、

 

曲を作ろうとするたびに、コードの構成音をネットで調べ続ける面倒な日々が続くでしょう。

 

バンド仲間とセッションする時に、「あのコード弾いてー」と言われても、

 

「ネットで調べないと分かんないからちょっと待ってね💦」

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 なんて、素人感丸出しでダサいことになってしまいます。

 

脱•素人を達成して、クールにコードを弾きこなすミュージシャンになっちゃいましょう!

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コードとは

 

 

まず大前提として、コードとは3つ以上の音を同時に鳴らすものです。

 

その中で最も使用されるのが3音で構成される、「メジャーコード」と「マイナーコード」です。

 

今回はこの2つのコードについてのみ、説明します。

 

なぜかというと、この2つが「全てのコードの核」であり、その他のコードはそこから派生したようなものだからです。

 

だからメジャーコードとマイナーコードの仕組みさえ理解してしまえば、他のコードも簡単に理解できるというわけです。

 

いかにメジャーコードとマイナーコードが大事か、理解して頂けたでしょうか。

 

それでは、コードの正体を見ていきましょう。

 

 

メジャーコードとマイナーコードの違い

 

まずは、メジャーコードについて見ていきましょう。

 

Cでいきましょうか。

 

構成音はド、ミ、ソですね。

 

ドはルート音。ミは長3度。ソは完全5度。

 

ネットで検索するとこのように出てきます。

 

じゃあ次はマイナーコードを見ていきましょう。

 

Cmでいきましょうか。

 

構成音は、ド、レ♯、ソです。

 

ドはルート音。レ#は短3度。ソは完全5度。

 

メジャーコードとマイナーコードの違う点に気付きましたでしょうか?

 

そう、真ん中の音だけが違うんです。

 

メジャーコードの真ん中の音は全て「長3度」

 

マイナーコードの真ん中の音は全て「短3度」なんです。

 

次の章では、メジャーコードについて詳しく説明していきます。

 

 

メジャーコード

 

メジャーコードを理解するには長3度について理解してもらう必要があります。

 

しかし、長3度を一気に説明して理解するのは難しいので、

 

まず長3度を構成する小さいパーツから覚えていきます。

 

そもそも○度とは、音と音との距離を示す単位のことです。

 

つまり音程の単位です。

 

ドと同じ高さのドの距離は、ゼロですよね。


これが音程の最小の単位で、「1度」です。


続いて、「長2度」を説明します。

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ドを基準とすると長2度の音は、レです。

 

半音2個分であり、全音1個分とも言えますね。

 

では長3度は半音3個分かというと、それは違うんです!

 

長3度は、長2度二つ分の長さです。つまり全音2個分ですね。f:id:dreamer_sota:20210429191903j:image

 

半音の数や全音の数で考えると混乱しやすいため、「長3度は長2度二つ分」で覚えることをオススメします!

 

完全5度はメジャーコードとマイナーコード共通の部分なので最後に説明しますね。

 

 

 

マイナーコード

 

マイナーコードを理解するには短3度について理解してもらう必要があります。

 

長3度を説明した時と同様に、構成するパーツから順番に覚えていきましょう。

 

まず短2度からです。f:id:dreamer_sota:20210429191744j:image

 

ドを基準とすると、短2度の音はド#です。つまり半音ですね。

 

では短3度は、半音1.5個分かというと違うんですね。

 

短3度は長2度一つ+短2度一つ分です。f:id:dreamer_sota:20210429191851j:image

短3度は半音の数で言うと3個分ですね。

 

長2度は半音2個=全音なので全音+半音ともいえますね。

 

復習ですが長3度は全音2個分、つまり半音4個分でしたね。

 

しかし、長3度の3と、半音の数が4で合わないため、ややこしい。

 

だから長2度2つ分で覚えてくださいと伝えましたよね。

 

一方、短の世界だと、短3度の3と半音の数が3ということで合ってしまうんですよね。

 

これで余計混乱するんです。

 

ですから短3度も必ず、長2度+短2度だと覚えるようにしてください。

 

 

 

共通部分「完全5度」

 

それでは最後にメジャーコードとマイナーコードの共通部分である、完全5度について説明します。

 

ここでこんな疑問が浮かんでいる人はいないでしょうか。

 

「長5度とか短5度は無いの?」と。

 

はい、ありません。5度は完全5度一つのみです。

 

対して3度というのは、長3度、短3度というように半音の差でコロコロ変わります。

 

不安定なんですね。

 

対して5度は1つのみ。完全体なんですね。

 

だから完全5度というんでしょう。←これは推測です笑

 

前置きが長くなりましたが、完全5度は長3度1つ+短3度1つ分です。f:id:dreamer_sota:20210429193617j:image

 

メジャーマイナーの共通部分なので、それぞれのの特徴である長3度と短3度を組み合わせたものだと考えると覚えやすいと思います。

 

 

まとめ

 

•メジャーコードはルート音、長3度、完全5度でできている

 

•マイナーコードはルート音、短3度、完全5度でできている

 

•長2度は全音、短2度は半音を示す

 

•長3度は長2度二つ分、つまり全音二つ分

 

•短3度は長2度と短2度それぞれ一つ分、つまり全音+半音

 

•完全5度は長3度と短3度それぞれ一つ分

 

お疲れ様でした!

 

早速ピアノを弾いて実践してみましょう!

 

スマホアプリのピアノでもオッケーですよ👌