~知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ~「ステップ② メジャースケール」
「メジャースケールを制するものが音楽理論を制する」
どうも、"ROCK作曲家"の「創太」です。
ロックバンドのボーカルとして、オリジナル曲の作詞・作曲・DTMをしています。
今回は「知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ」シリーズの2回目になります。
1回目の記事を読んでいない方は、こちらを先に読むことを強くオススメします。
「十二平均律はすでに理解してるよ~」という方であれば読まなくても良いのですが、
「あまり自信がありません…」という方は、ステップ①を理解してからこの記事を読み進めることをおススメします。
なぜなら算数ができていないと数学が理解しにくいように、基礎を知らないまま進むと、どこかでつまずく可能性が高いからです。
どんどん出てくる意味の分からない専門用語に打ちのめされ、音楽理論の勉強が嫌になってしまうかもしれません。
こうなるといつまでたっても作曲で苦労しますし、良い曲を作り続けるのは難しいと思います。
何を隠そう、僕自身がこういった経験をしてきた本人なんです。
その道を通った僕だからこそ、作曲初心者が挫折しないための手助けができると思います。
ですから、音楽理論が誰でも簡単に理解できる5ステップの講座を作りました!
どうせ勉強するなら、ラクかつ最速で楽しく知識を習得したいですよね!
この講座を5つ全て終えたら、あなたは自分で作曲ができるようになります!
SNSでオリジナル曲をバズらせてみたくありませんか?
あなたがインスタやYoutubeでオリジナル曲を公開したら、どんなリアクションが欲しいですか?
良い曲ができれば、毎回いいねをつけてくれるファンができるかもしれませんよ!
「毎回新曲楽しみにしてます!」
「気付いたら毎日聴きにきてる笑」
「なんかこの人の歌聴くと元気になれる…」
こんなコメントが来たらめちゃくちゃ嬉しいですよね?
あなたの曲で誰かを勇気づけたり、心を動かしたいと思いませんか?
せっかく曲を作るなら、良い曲を作りたいですよね!
そんなあなたに必要不可欠なのが、「音楽理論の基礎」であり、今回のテーマである「メジャースケールの知識」というわけです。
では、早速行きましょう!
【知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ】
①十二平均律
②メジャースケール
③ダイアトニックコード
④コードの機能
⑤作曲の手順
※絶対に読まないでください
この講座はステップ①から順番に読み進める前提で作成していますので、絶対に飛ばさずに、ステップ①から読んでくださいね。飛ばし読みすると、理解できないように作っています。
~ ②メジャースケール ~
- 12音を適当に弾くと音楽は成り立たない
- スケールとは「型」である
- あなたはすでにメジャースケールを知っている
- メジャースケールは呪文で覚えよう
- スケールとは「並び方」である
- それぞれのスケールにはキーマンが存在する
- まとめ
12音を適当に弾くと音楽は成り立たない
いきなり変なことを言いますが、今から言う状況を想像してください。
あなたの目の前にピアノがあります。
目をつぶって、曲を綺麗に弾こうなんて考えず、
めちゃくちゃ適当に弾いてみてください。
どうですか?とても聴けたもんじゃないですよね?
「いや、アンタがめちゃくちゃ適当に弾けって言いましたやん!」
「こんなもん音楽でも何でもないじゃん!」
そうなんです! 12個ある音を適当に弾くと、「音楽にならない」のです!
ではこれを音楽にするにはどうしたらいいか。
「スケール」を使えばいいのです。
スケールとは「型」である
先に結論から言っちゃいますね。
まずここでいう「スケール」とは何か。
それはズバリ、「まとまりのある音を取り出せる型」です。
この「スケールを使って取り出した音」を使ってピアノを弾くと、あら不思議。
音が外れません!!
つまり「音にまとまりがある」のです!
「スケールが便利なのはなんとなく分かった。」
「だけど、言葉だけじゃピンとこない…」
そうだと思います。その気持ちすごく分かります。
では数あるスケールの一つ、「メジャースケール」を実際に使ってみましょうか。
あなたはすでにメジャースケールを知っている
その前に、あなたへ衝撃的な事実をお伝えします。
実は、あなたはすでに「メジャースケール」を体感しています。
「ドレミファソラシ(ド)~♪」って音階を聴いたことはありますよね?
実はこれこそが、メジャースケールで取り出した音なんです。
12個の音から取り出された、選ばれし「7個の音」なんです。
「12個の音より選ばれし7つの音よ、破壊の旋律を奏でるがいい!」
「メジャースケーーーール!!!!」
つまり、メジャースケールという「型」は何ができるのか。
全部で12個ある音の中から、まとまりのある「7つの音」を見つけ出せます。
やり方は簡単、この「型」を使うだけです。
↓こちらは、全ての音を並べたものになります。
型の左端を「ド」に当ててみましょうか。
そうすると、白い部分にハマった音たちがいますね。
ドレミファソラシ(ド)
はい、これが「ド」のメジャースケールです!
じゃあ次は「レ」のメジャースケールを見つけましょう。
使い方は同じく、型の左端を「レ」に当てるだけ。
レミファ#ソラシド#(レ)
こうして型を当てる位置を変えるだけで、さまざまなメジャースケールが見つけ出せるんです!
まさに「魔法の型」ですよね!
「でも、この型を覚えるのはめんどくさい…」
「もっと簡単な方法無いの?」
そんな方もご安心ください!
型を覚えられる「魔法の呪文」がありますので!
メジャースケールは呪文で覚えよう
魔法の呪文を覚える前に、魔法の型のネタバラシをしていきます。
魔法の型の仕組みは、とても簡単です。
このように、「全全半全全全半」という間隔で音が並んでいるだけなんです。
この「並び方」こそが、メジャースケールなんです。
さて、気付かれましたでしょうか?
「全全半全全全半」
これが、メジャースケールという型を覚えるための「魔法の呪文」です!
「ド」のメジャースケールが知りたいなら、
「ド」から「全全半全全全半」と音を拾えばいいんです。
ここで既にお気づきの方もいると思いますが、
この型ってピアノの鍵盤とそっくりですよね。
というか、同じなんです。
型の白い部分であり、音がハマる部分は、
「鍵盤の白鍵の位置」と同じなんです。
不思議ですよね!
スケールとは「並び方」である
スケールは、メジャースケール以外にもたくさん存在し、それぞれ特徴があります。
メジャースケールは、「明るい響き」の特徴を持っています。
他にも「マイナースケール」といったスケールもあるんですが、
こちらは「悲しい響き」の特徴を持っています。
当然音の並び方はメジャースケールとは違います。
マイナースケールの音の並びは、「全半全全半全全」です。
つまり、スケールとは「並び方」なんですね。
音の並び方が違うだけで、響きが変わるなんて面白いですよね!
それぞれのスケールにはキーマンが存在する
※ここからは「ドレミファソラシ(ド)」でなく、
「CDEFGAB(C)」という、音楽の世界では一般的な表記で説明していきます。
さて、これまでスケールについて説明してきましたが、
それぞれのスケールには主役となる音があります。
C(ド)メジャースケールなら「C」。
D(レ)メジャースケールなら「D」。
これが主役にあたる音になります。
この主役の音を「キー」といいます。鍵って意味ですね。
Cは「Cメジャースケールという世界のキーマン」
そんな風に覚えるのがおすすめです。
映画の主演俳優!とか、バルセロナにおけるメッシ!みたいなイメージですね。
まとめ
・スケールとは、音の並び方を示す型。この型に沿って音を取り出せば、音は外れない。
・メジャースケールは、白鍵の並び方と同じで、
「全全半全全全半」。👈この呪文は暗記必須!!
この並びをCから始めればCメジャースケール。
・スケール内の主役の音をキーという。
CメジャースケールのキーはC。
何か質問がありましたらお気軽にコメントをどうぞ!
次の講座は、楽勝で作曲ができるようになる「最強のコード表」が出てきますよ〜。お楽しみに!