~知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ~「ステップ① 十二平均律」
どうも、"ROCK作曲家"の「創太」です。
ロックバンドのボーカルとして、オリジナル曲の作詞・作曲・DTMを担当しています。
突然ですがあなたは、作曲を始めてどれくらいですか?
もし「作曲始めたてで、何も分からないです…」とか、
「作曲してみたいんですけど、難しそうで手が出せてません…」
なんて方は、運が良いかもしれません。
なぜなら、この記事は「知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ」シリーズの一回目だからです!
この記事には、作曲に必要不可欠な音楽理論の基礎を詰め込んでいます。
つまりあなたが聴く人を感動させる最高の曲を作りたいなら、「絶対に通るべき道」ということです。
基礎知識が無いと、いつまでたっても作曲に苦労します。
なぜなら基礎知識が無いと、作曲に関する応用的な記事や動画をいくら見ても理解ができません。
一つ一つ理解していかないと、意味の分からない専門用語に打ちのめされ、作曲の勉強が嫌になってしまうでしょう。
順番通りしっかりと基礎を積み上げていれば、応用的な知識もグングン吸収できます!
吸収した知識を作曲に生かすことで、より良い曲が作れるようになるはずです。
そうすると、また学習したくなる好循環に突入し、作曲が楽しくてたまらなくなるでしょう!
どうせ勉強するなら、ラクかつ最小限の努力で楽しく知識を習得したいですよね!
この5回の講座を全て終えた時、あなたは自分でオリジナル曲が作れるようになっているはずです。
オリジナル曲でSNSをバズらせてみたくありませんか?
想像してください!
あなたが自分のインスタでオリジナル曲の弾き語りを公開すると、
あなたのファンからすぐに「いいね!」がつき、
こんなコメントが来ます。
「なんかこの曲聞いてると元気出てくる…」
「いや普通に神曲」
「毎回新曲がホントに楽しみ」
「気付いたら毎日聞きに来てる笑」
こんな反応がもらえたらどんどん作曲したくなっちゃいますよね!
「こんなアーティストみたいな体験をしてみたい!」
そう思った今のあなたに必要なのが、
「音楽理論の基礎」というわけです!
では、早速行きましょう!!
【知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ】
①十二平均律
②メジャースケール
③ダイアトニックコード
④コードの機能
⑤作曲の手順
※絶対に読まないでください
この講座はステップ①から順番に読み進める前提で作成していますので、絶対に飛ばさずに、ステップ①から読んでくださいね。飛ばし読みすると、理解できないように作っています。
~ ①十二平均律 ~
音は半音ずつ12個並んでいる
はい、皆さん一度は見たことがあるであろう、ピアノの鍵盤です。
ピンクの「ド」〜「ド」にご注目ください。
一番左の「ド」から次の「ド」まで、「12個」の音が並んでいますね。
さらに分かりやすくしたモノがこちら👇
こちらは、白鍵と黒鍵のサイズを一緒にした鍵盤です。
これらの音同士の間隔は全て同じで、「半音」という言葉で表されます。
つまり音は12個あって、半音ずつ並んでいるんですね。
鍵盤というのは、これを繰り返しているだけなんです。
この「ド」〜「ド」の間の音を12等分に区切るルールを「十二平均律」といいます。
テキトーに18分割したら、「十八テキトー律」ですね!
何で12等分なのかは僕も知りません。
おそらくですが、「ド」〜「ド」の間の音をどう区切ろう?といろいろ試した結果、「12等分にすると一番演奏しやすい!」となったんだと思います。
「等分すると、楽器も作りやすいし、キーを変えても演奏しやすいじゃん!これでいこう!」みたいなノリでできたのかもしれませんね。笑
ミ#とシ♯は存在しない
ちなみに♯(シャープ)は「半音上がる」という意味です。
黒鍵に当てられた音階は全て#がついていますね。
つまり「レ」の白鍵のすぐ隣の黒鍵は、半音上の音、「レ#」というわけです。
では、「ミ」の半音上の音は分かるでしょうか。
そう、「ミ#」ではなく、「ファ」ですね。
ミ~ファの間には、黒鍵が無いですよね。シ~ドも同様です。
つまり、ミ#とシ♯という音階は存在しないんです。
ミ#は「ファ」であり、シ#は「ド」なんです。
半音2つ分が全音
ちなみに、半音2つ分の音の間隔を「全音」といいます。
「ド」の全音上は「レ」というわけです。
では、「ミ」の全音上は何でしょう?
そう、「ファ♯」ですね!
ひとまず♭(フラット)は置いといて♯(シャープ)を覚えよう
また、半音上げることを「#(シャープ)」といいますが、
半音下げることを「♭(フラット)」といいます。
例えば「レ#」は、レの半音上であると同時に「ミの半音下」の音です。
つまりレ#は、「ミ♭」でもあるわけです。
慣れない内は混乱しやすいので、この講座では♭(フラット)は使わず、♯(シャープ)だけで説明しますね。
ですから、この講座が終わるまでは#(シャープ)だけ覚えておけばオッケーです。
「ドレミファソラシド」=「CDEFGABC」
最後に、一般的には「ドレミファソラシド」という呼び名が定着していますが、
音楽の世界では主に「CDEFGABC」を使います。
そのため、以降は少しずつこの呼び名で説明していきます。
徐々に慣れていきましょう!
まとめ
・音は鍵盤の数、つまり12個あり、その間隔は全て半音ずつである
・ミ~ファ、シ~ドの間だけ黒鍵、つまり#付きの音階が無い
何か質問がありましたらお気軽にコメントをどうぞ!
次の講座は作曲に必要不可欠な「魔法の型」が出てきますよ〜。お楽しみに!