創太のROCK塾

~ロックバンド特化型作曲講座~

【驚くほど簡単】バンド内に良い雰囲気を作る最上の方法。

 

 

 

「チームで成果を挙げたいなら、まず関係の質を高めよ」

 

 

 

どうも、"ROCK作曲家"の「創太」です。

 

ロックバンドのボーカルとして、オリジナル曲の作詞作曲・DTMを担当しています。

 

明確にリーダーという称号を頂いているわけではないですが、僕が実質的リーダーとして、楽曲制作や合わせ練習を進めています。

 

今回の記事は、そんな僕が常に抱えている悩みがあるということ。

 

そして、ついにこの悩みの正体を解き明かすことができた。というお話になります。

 

 

この記事を必ず読むべき人はこんな人!

 

特に以下に当てはまる人は読んでおいて損は無いと思います。

 

・バンドの一員として頑張っているつもりだが、なかなか成果が出ない。

 

・バンド内の雰囲気が暗く、活発な意見交換ができていない。

 

・バンドのリーダーとして、良好な雰囲気で成果を出せるチームを作りたい。

 

それでは、行きましょうか!

 

 

バンドリーダーとしての悩み

 

まず最初に言っておきたいのですが、バンドはめちゃくちゃ楽しいです。

 

僕が作ったオリジナル曲のデモをメンバーに提示し、みんなでアレンジを進めていく。

 

そうして出来上がった曲でライブをする、というのが主な活動内容になります。

 

このアレンジ作業の中で生まれたアイディアが、曲にバチっとハマった瞬間、これがたまらなく楽しいんですね。

 

メンバー全員から意見がどんどん出てきて、

 

「それめっちゃ良いね!」「さすが分かってるね!」

 

なんてワードがバンバン出てくると、すごく居心地がいいんですよね。

 

しかし、当然ですが「常に順風満帆に事が進み、どんな時もバンドが良い雰囲気」なんてことはありません。

 

アレンジが思うように進まず、メンバーの口数が減り、合わせ練習の雰囲気が暗い。

 

なんてことは往々にしてあるわけです。

 

 

 

アイディアの有無が雰囲気を作っている?

 

じゃあ逆に雰囲気が良い時の共通点は何なのか。

 

これが分かれば、「毎回良い雰囲気で合わせ練習に臨むことができるはず!」

 

そう考えた結果、以下の結論に至りました。

 

それは「良いアイディアを出せるかどうか」。

 

つまり自分含めメンバーの「引き出しの多さ」、「発想力」が鍵だと考えたんです。

 

 

実力不足バンドの雰囲気は常に悪いのか?

 

でもこれが真実だとしたら、僕のバンドは「苦しい時間が長くなりやすい」ということになってしまいます。

 

なぜなら、バンドメンバーは僕を含め、全員が楽曲製作歴1年ちょっとしかない作曲・編曲素人ミュージシャンだからです。

 

しかし、そんな僕らでも終始良い雰囲気で合わせ練習が進み、アレンジがみるみる出来上がるという経験が過去にあったのです。

 

でも、毎回じゃないんです。

 

僕は「何とか、上手くいくときの共通点を見つけ出して再現性を上げたい!」と強く感じました。

 

でも全く分からず、しばらく悩みました。

 

「アイディアがひらめかない日は雰囲気が悪くなるのは仕方ないのかなあ」

 

「アレンジの引き出しが少ないから毎回口数が減ってしまうのかなあ」

 

合わせ練習が終わるたびにこんなことばかり考えていました。

 

 

悩みの正体がついに判明!

 

しかし、あるきっかけから「成功の循環」というモデルを知ったことにより、この悩みの正体をはっきりと認識することができたんです。

 

原因の分からない悩みは耐え難いですが、原因が分かれば対応策を考えて、動くことができます。

 

とても救われた気分になりました。

 

この感動をぜひシェアしたいと思い、この記事を書いています。

 

これを知っているか否かであなたが属するチームの運命が決まってしまうかもしれません。

 

それぐらい本質を突いているモデルだと感じました。

 

バンドの雰囲気が良くない理由は、自分やメンバーの力量不足だと嘆いてしまう人もいるでしょう。

 

しかし、チームで成果を出すために着目すべきは個人の力量では無いらしいんです…

 

 

「成功の循環」モデルとは?

 

それでは僕の実体験を交えながら、この「成功の循環」モデルについて説明していこうと思います。

 

図式が存在するんですが、一文にまとめると

 

関係の質が高まれば、思考の質、行動の質、結果の質が高まる。

 

というシンプルなものです。

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 逆に、結果の質にだけ目を向けた責め方をすると、行動の質を責め、思考の質を責め、関係の質が悪くなるという悪い逆循環が生まれます。

 

実体験を振り返ると、確かに普段のコミュニケーションをとっていない時は、合わせ練も思うように進まず、終始暗い雰囲気でした。

 

そんな時、僕は頭の中でメンバーに対してアイディアを出してこないことを責め、曲への向き合い方まで疑ってしまっていました。

 

ロクに進捗確認やスケジュールの提示もしていなかったというのに。

 

もしかしたらメンバーは一人で考え込んでしまっていただけかもしれないのに。

 

進捗確認やスケジュールが見えないと、リーダーのやる気が伝わるはずがありません。

 

よって、それぞれのメンバーの生活の中における「バンドの優先順位が下がってしまう」ことは当然の結果だと思います。

 

期限を決めないと何となく間延びしてしまい、熱が冷めてしまうものです。

 

熱が冷めてしまうと、良いアイディアも出にくくなります。

 

そうなると、納得がいくアレンジまでたどり着かないので終わるに終われません。

 

では、一体どうすればいいんでしょうか。

 

 

技術より先にコミュニケーション…だと?

 

まず一番最初にやるべきは、コミュニケーションです。

 

技術を高めるより先に、です。

 

関係の質を高めることに注力すべきなんです。

 

まずは焦らず、あいさつから始めましょう。

 

そこからさりげなく進捗確認につなげていきます。

 

進捗確認は手軽にできますが、会うたびにやっていては相手のプレッシャーになってしまいます。

 

 

毎回アイディアを持参するべし!!

 

そこで使えるのが、自分が新たに持ってきた「アイディアの共有」です。

 

僕は、これがバンドアレンジを行う上で最強のネタだと確信しています。

 

このネタなら毎回使えますし、アイディアは多ければ多いほど活気が生まれます。

 

逆に、このアイディアの準備をしていないから個々の主張が行われない、といったケースも考えられます。

 

場に活気さえあれば、準備していなくともその場で浮かんだ意見を口にしやすいです。

 

そういった良い雰囲気ができている時の共通点として、「自然な笑い、笑顔が生まれている」ことが挙げられます。

 

私が尊敬するにしうら氏はいつもユーモアのある発言で良い雰囲気を作っておられます。

 

そこで、僕なりに具体的なアクションプランを考えてみました。

 

 

【実践済み】「雰囲気づくりアクションプラン」

 

以下のアクションプランは全て実践済みで、効果を感じたものだけのリストです。

 

 

・見かけたら必ずあいさつをする。たまに進捗確認をする。

 

・新曲という話のネタをコンスタントに作り、リアクションを聞く。

 

・合わせ練習で、工夫が感じられたところを見つけたら必ずすぐに伝える

 

・メンバーを信用し、どんどんアレンジを任せる

 

・定期的にお互いのビジョンや計画を共有する

 

・合わせ練習の時、面白い表現が思いついたら必ず口にするようにして柔らかい雰囲気を作る

 

こんなところでしょうか。ぜひ真似してみてくださいね。

 

  

人間は楽しいことしか続けられない

 

どれだけ綺麗ごとを並べても所詮人間は楽しいことしか続けられない生き物です。

 

プロを目指すなら当然、真剣な雰囲気や競い合う空気感も必要ですが、

 

「このメンバーともっと楽しい時間を共有したい!」

 

こういう思いがなければ、良い作品を作り続けることはできないと思います。

 

これは決して仲良しこよしを推奨しているわけではありません。

 

お互いを認め合い、高め合う良い雰囲気の中でこそ、最高の作品が生まれると思うんです。

 

ですから僕はバンドのリーダーとして、「正しいことを楽しめる」雰囲気づくりを心掛けるようにしております!

 

 

最後にメッセージ

 

ここまで読んでくれたあなたも、少なからず私と同じ志を持っていると思います。

 

この記事を読んで、少しでもチーム力向上に関するモチベーションアップにつながったのであれば、こんなに嬉しいことはありません。

 

共に頑張りましょう!

 

読んでいただきありがとうございました!

何も見ずにコードを弾けるようになる方法。

 

 

 

「どんな裏技よりも、原則を理解することが一番の近道である」

 

 

 

「コードの構成音を調べるのが面倒くさい!」

 

「何も見なくてもコードも弾けるようになりたい!」

 

「ネットにのってる短3度、長3度って何やねん!意味分からんわ!」

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そんな方は必見の内容になっております。

 

この記事を読めば、あなたが普段使わないキーの、弾いたことがないコードでも即座に弾けるようになってしまいます。

 

とはいっても大前提として音楽理論の基礎知識が無いと、この記事の説明すら理解しづらいと思います。

 

「完全に音楽理論初心者です…」という方は、こちらのシリーズをどうぞ。

dreamer-sota.hatenablog.com

 この記事を読めば、いちいちネットで調べずとも、コードの構成音を頭の中だけで導き出せるようになります。

 

逆に、今から説明する「コードの正体」を理解せずにいれば、

 

曲を作ろうとするたびに、コードの構成音をネットで調べ続ける面倒な日々が続くでしょう。

 

バンド仲間とセッションする時に、「あのコード弾いてー」と言われても、

 

「ネットで調べないと分かんないからちょっと待ってね💦」

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 なんて、素人感丸出しでダサいことになってしまいます。

 

脱•素人を達成して、クールにコードを弾きこなすミュージシャンになっちゃいましょう!

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コードとは

 

 

まず大前提として、コードとは3つ以上の音を同時に鳴らすものです。

 

その中で最も使用されるのが3音で構成される、「メジャーコード」と「マイナーコード」です。

 

今回はこの2つのコードについてのみ、説明します。

 

なぜかというと、この2つが「全てのコードの核」であり、その他のコードはそこから派生したようなものだからです。

 

だからメジャーコードとマイナーコードの仕組みさえ理解してしまえば、他のコードも簡単に理解できるというわけです。

 

いかにメジャーコードとマイナーコードが大事か、理解して頂けたでしょうか。

 

それでは、コードの正体を見ていきましょう。

 

 

メジャーコードとマイナーコードの違い

 

まずは、メジャーコードについて見ていきましょう。

 

Cでいきましょうか。

 

構成音はド、ミ、ソですね。

 

ドはルート音。ミは長3度。ソは完全5度。

 

ネットで検索するとこのように出てきます。

 

じゃあ次はマイナーコードを見ていきましょう。

 

Cmでいきましょうか。

 

構成音は、ド、レ♯、ソです。

 

ドはルート音。レ#は短3度。ソは完全5度。

 

メジャーコードとマイナーコードの違う点に気付きましたでしょうか?

 

そう、真ん中の音だけが違うんです。

 

メジャーコードの真ん中の音は全て「長3度」

 

マイナーコードの真ん中の音は全て「短3度」なんです。

 

次の章では、メジャーコードについて詳しく説明していきます。

 

 

メジャーコード

 

メジャーコードを理解するには長3度について理解してもらう必要があります。

 

しかし、長3度を一気に説明して理解するのは難しいので、

 

まず長3度を構成する小さいパーツから覚えていきます。

 

そもそも○度とは、音と音との距離を示す単位のことです。

 

つまり音程の単位です。

 

ドと同じ高さのドの距離は、ゼロですよね。


これが音程の最小の単位で、「1度」です。


続いて、「長2度」を説明します。

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ドを基準とすると長2度の音は、レです。

 

半音2個分であり、全音1個分とも言えますね。

 

では長3度は半音3個分かというと、それは違うんです!

 

長3度は、長2度二つ分の長さです。つまり全音2個分ですね。f:id:dreamer_sota:20210429191903j:image

 

半音の数や全音の数で考えると混乱しやすいため、「長3度は長2度二つ分」で覚えることをオススメします!

 

完全5度はメジャーコードとマイナーコード共通の部分なので最後に説明しますね。

 

 

 

マイナーコード

 

マイナーコードを理解するには短3度について理解してもらう必要があります。

 

長3度を説明した時と同様に、構成するパーツから順番に覚えていきましょう。

 

まず短2度からです。f:id:dreamer_sota:20210429191744j:image

 

ドを基準とすると、短2度の音はド#です。つまり半音ですね。

 

では短3度は、半音1.5個分かというと違うんですね。

 

短3度は長2度一つ+短2度一つ分です。f:id:dreamer_sota:20210429191851j:image

短3度は半音の数で言うと3個分ですね。

 

長2度は半音2個=全音なので全音+半音ともいえますね。

 

復習ですが長3度は全音2個分、つまり半音4個分でしたね。

 

しかし、長3度の3と、半音の数が4で合わないため、ややこしい。

 

だから長2度2つ分で覚えてくださいと伝えましたよね。

 

一方、短の世界だと、短3度の3と半音の数が3ということで合ってしまうんですよね。

 

これで余計混乱するんです。

 

ですから短3度も必ず、長2度+短2度だと覚えるようにしてください。

 

 

 

共通部分「完全5度」

 

それでは最後にメジャーコードとマイナーコードの共通部分である、完全5度について説明します。

 

ここでこんな疑問が浮かんでいる人はいないでしょうか。

 

「長5度とか短5度は無いの?」と。

 

はい、ありません。5度は完全5度一つのみです。

 

対して3度というのは、長3度、短3度というように半音の差でコロコロ変わります。

 

不安定なんですね。

 

対して5度は1つのみ。完全体なんですね。

 

だから完全5度というんでしょう。←これは推測です笑

 

前置きが長くなりましたが、完全5度は長3度1つ+短3度1つ分です。f:id:dreamer_sota:20210429193617j:image

 

メジャーマイナーの共通部分なので、それぞれのの特徴である長3度と短3度を組み合わせたものだと考えると覚えやすいと思います。

 

 

まとめ

 

•メジャーコードはルート音、長3度、完全5度でできている

 

•マイナーコードはルート音、短3度、完全5度でできている

 

•長2度は全音、短2度は半音を示す

 

•長3度は長2度二つ分、つまり全音二つ分

 

•短3度は長2度と短2度それぞれ一つ分、つまり全音+半音

 

•完全5度は長3度と短3度それぞれ一つ分

 

お疲れ様でした!

 

早速ピアノを弾いて実践してみましょう!

 

スマホアプリのピアノでもオッケーですよ👌

〜知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ〜「ステップ⑤ 作曲の手順」

 

 

 

「良い曲を作りたいなら、クソな曲でもいいからとにかく作りまくれ。それしか方法は無い。」

 

 

 

どうも、"ROCK作曲家"の「創太」です。

 

ロックバンドのボーカルとして、オリジナル曲の作詞・作曲・DTMをしています。

 

やっとここまで来ましたね!

 

「知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ」これが最後の講座になります。

 

以前のステップを終えていない方は、こちらからどうぞ!

順番に理解していかないと、高確率で消化不良になりますよ~。

dreamer-sota.hatenablog.com

 あなたは今、曲を作りたくてウズウズしていることでしょう。

 

しかし、今から伝えることを知らないで作曲を始めてしまうのは、けっこう危険です。

 

作曲は簡単なようで奥が深いものですので、その難しさに挫折してしまう可能性が十分にあります。

 

僕の講座を受けてくださったあなたにそんな思いはして欲しくないんです。

 

逆に今から伝えるノウハウを実践してもらえれば、作曲が爆速で上達すること間違いなしです。

 

聴く人をどんどんファンにしてしまう、そんなアーティスト人生を送りましょう。

 

どうかもう少しだけ、お付き合いください。

 

では、行きましょうか。

 

【知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ】

 

①十二平均律


②メジャースケール


③ダイアトニックコード


④コードの機能


⑤作曲の手順

 

~ ⑤作曲の手順 ~

 

 

作曲の手順

 

作曲の手順にはいくつか方法があります。

 

代表的なのはこの2つですね。

 

①メロディー → コード → 作詞

 

②コード → メロディー → 作詞

 

メロディーと作詞が同時の場合もありますね。

 

個人差はありますが、最初のうちは①の方法は難しいと思われます。

 

なぜなら最初は、メロディーに合うコードを見つける作業が大変だからです。

 

ですので、初心者の方にはまず②をオススメします!

 

具体的には、まずはコード進行を4小節考える。

 

そのコード進行を聴きながら、鼻唄でもピアノでもいいので、メロディーをつけてみる。

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という感じです。

 

コード進行が思いつかなければ、「王道コード進行」で検索すればオッケーです。

 

既存曲のコード進行を使ってもオッケーです。

 

「それじゃあ、パクリになるんじゃ…」と思うかもしれませんが大丈夫です。

 

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コード単体に著作権はありませんし、あなたの好きなアーティストが曲に使っているコードは、昔の人が考えて既に使っていたものです。

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 リズムや、メロディーが完全に一致しているのはさすがにダメですが、そうでなければ気にすることはないのでご安心ください!

 

 

楽器が弾けると成長が早い

 

作曲をするなら、ピアノかギターが弾けるようになった方が良いです。

 

なぜなら、コードを弾きながら歌えるようになるからです。これができると作曲スピードが格段に上がります。

 

楽器が弾けないと、DAWというPC上で扱うソフトを使って音を打ち込むことになります。

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こちらは、DAWの準備や周辺機器を揃えるのに時間や費用がかかってしまいます。

 

さらに、DAWの操作に慣れるのも一苦労です。

 

ギターやピアノを習得するにも、楽器代やレッスン代はかかりますし、

 

上手くなるには時間もかかります。

 

しかし、こちらの方がその過程を楽しめると思います。

 

なぜなら既存曲をコピーする楽しみがあるからです。

 

しかも、ある程度上手くなればその瞬間、作曲スピードは爆上がりします。

 

しかもしかも、人前で披露できるようになります!

 

僕なら楽器を習いますね!まあ実際にギターから始めましたし笑

 

 

ロックがやりたいならまずギター

 

僕としては、初めはギターをオススメします。

 

理由は、ピアノに比べてストロークがやりやすいからです。

 

特にロックになるとストロークが速いためピアノでは大変です。

 

ギターだと、コードを弾くと同時にリズムも決めることができるのでオススメです。

 

外でも弾けて気持ち良いですしね!笑

 

しかもロックには「パワーコード」というものがよく使われます。

 

通常コードというのは三音で構成されているのですが、パワーコードはニ音なんです。

 

一度と五度の音で、メジャーでもマイナーでもないロックな響きが得られます。

 

通常のコードと比べて、2本しか弦を押さえなくていいので楽ちんです。

 

どれくらい楽ちんかというと、ギターを始めたその日に弾けるぐらい簡単です。

 

 

 

まずはコピーして型を知ろう

 

さて、ここまで作曲についていろいろと伝えてきましたが、いきなりオリジナルで名曲を作れる人は少ないと思います。

 

「作曲の才能ないかも…」なんて気に病む必要はありません!

 

そんな人は、とにかく既存曲のコピーをしましょう!

 

Youtubeで色んな人がやってくれているので、それを真似するのです。

 

「いや、オリジナルを一刻も早く作りたいから、コピーなんてしてる時間が惜しい」

 

なんて人もいるでしょうが、まあ聞いてください笑

 

コピーを経験していないと、オリジナル曲を作るのは難しいです。

 

何故なら「曲の型」が分かっていないからです。

 

料理を見たこともやったこともない人に、

 

「今からスーパー行って材料を調達して、オムライス作って下さい!」

 

こんな風に言っても無理ですよね。

 

逆にいろんな料理を経験していれば、レシピを見るだけでそれなりのものは作れるようになります。

 

これは型やセオリーが分かっているからですね。

 

ですから、まずはコピーをしまくりましょう!

 

その中で覚えたコードやリズムパターンを組み合わせて、オリジナルを作るのがオススメです。

 

もしくは、既存曲のコードだけそのまま使ってメロディーを新たにつけるという方法でもいいですね。

 

好きなアーティストの曲だと練習がはかどるので、楽器の上達も早いですよ!

 

 

 

クソな曲でもいいから作りまくれ

 

いくら音楽理論を勉強しても、良い曲をたくさん聴いて引き出しを増やす、

 

自分で作る、という経験をしないと作曲能力は上がりません。

 

とにかく体を動かしましょう!

 

それでも毎回名曲が出来るということは無いでしょう。

 

プロのアーティストですら、アルバムを出す度に収録曲が全て名曲なんて人はいないですから。

 

経験値を積む内に精度は上がっていくので、安心してクソみたいな曲を作りまくりましょう笑

 

少しでも迷走を防ぎたいなら、また5ステップの記事を見返して音楽理論の復習をするとなお良しです。

 

「そろそろ名曲を狙って作りたい!」

 

こういう思いが芽生えた方は、更に踏み込んだ音楽理論や曲分析といった次のステージに進む必要が出てきます。

 

おそらくまだ先のことでしょうから、まずはあまり考え過ぎず楽しむのが一番です。

 

 

最後に

 

以上で全講座終了となります。お疲れ様でした!

 

ここまで読んでくれてありがとうございました!

 

あなたがお気に入りのオリジナル曲を作れることを心より願っております。

 

僕もずっと作り続けているので共に頑張りましょう!

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P.S.もし良かったら音源を聴かせてくれると、創太は泣いて喜びます!

 

DMでdropboxやgigafile便のリンクを貼っていただければ、必ず聴きます!

http://Twitter.com/@sota_dreamer

 

〜知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ〜 「ステップ④ コードの機能」

 

 

 

「人の感情を動かしたいならコードを自在に操れ」

 

 


どうも、"ROCK作曲家"の「創太」です。

 

ロックバンドのボーカルとして、オリジナル曲の作詞・作曲・DTMをしています。

 

今回は「知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ」シリーズの4回目になります。

 

 

 

以前のステップを終えていない方は、こちらからどうぞ!

 

順番に理解していかないと、高確率で消化不良になりますよ~。

dreamer-sota.hatenablog.com

 

 

 

前回の講座で、これを使えば外すことはない最強のコード、「ダイアトニックコード」を紹介しました。

 

しかし、外さないとはいえあまりに適当なコード進行だと、聴く人の心に感動を与えるのは難しいです。

 

感性でできる場合も確かにありますが、ある程度理論を理解していた方が良い曲を素早く作れるようになります。

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コードの機能を知らないと、良い進行がなかなか作れず、作曲が思うように進まないと思います。

 

苦悩する時間に嫌気が差し、作曲自体が苦痛になってしまうかもしれません。

 

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どうせ曲を作るなら、モチベーションが高い内に、楽しく良い曲を作り切れる方が良いですよね!

 

「○○が作る曲は、毎回良いよね。」って言われたいですよね?

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「出す度にリスナーに褒められるような曲をコンスタントに作っていきたい!」

 

そんなあなたに必要なのが、「コードの機能」に関する知識というわけです。

 

それでは早速行きましょうか!

 

 

 

【知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ】

 

①十二平均律


②メジャースケール


③ダイアトニックコード


④コードの機能


⑤作曲の手順

 

 

 

〜 ④コードの機能 〜

 

”コード界の三大将”「スリーコード」

 

Cのダイアトニックコードを使って、説明していきます。

 

7個コードがあるわけですが、実はこの中で特にエネルギーが強いコードが3つあるんです。

 

それが、「スリーコード」です。

 

Cのダイアトニックだと、「C」「F」「G」です。

 

ワンピースでいうと、海軍三大将ですね! 

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”ザ・安定感”「トニック」

 

この中でも一番エネルギーが強いのが「C」のコード。

 

やっぱり、キーである「C」の音が入っているので強いんです。

 

Cは「トニック」という機能を持っており、「安定感のある響き」を特徴とします。

 

安定感があるので、進行の最初や最後に置かれることが多いです。

 

保育園や幼稚園の発表会の時に「礼」をするとき、ピアノに合わせてやりませんでしたか?

 

その時の進行はC→G→Cなんですが、これをGまででやめてしまうと何だか終わった気がしなくてムズムズします。

 

Cに帰ると、「ああ帰ってきた。あるべきところに収まった。」という風に感じます。

 

なぜなら、Cの響きは安定感があるからです。

 

「トニック」に帰ってきたから、そう感じるんですね。

 

 

”ピンチの演出家”「ドミナント

 

先ほど「礼」のピアノ伴奏の話でしれっと「G」が出てきましたが、

 

Gは「ドミナント」という機能を持っており、「不安定な響き」を特徴とします。

 

「不安定?そんな音使って大丈夫なの?」

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それが大丈夫なんです。

 

むしろ、曲というストーリーを演出するにあたって必要不可欠な存在なんです。

 

何のピンチもない順風満帆なストーリーで感動することって難しいですよね?

 

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 それと同じで、曲もずっと「安定」だと退屈に感じてしまうんです。

 

やっぱりピンチを乗り越えて大逆転する「波乱万丈ストーリー」が面白いんです。

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だから、あえて意図的に「不安定」を差し込んで、最終的に「安定」に着地させるわけです。

 

ドミナントが不安定を演出した後だから、トニックという安定に帰ってきたときに、

 

より「ホッと」できるんです。心が動かされるんです!

 

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ドミナントは、「トニックに向かいたがる」性質を持っているとも言えますね。

 

「不安定なドミナントは、安定のトニックに向かいたがる。」ここはポイントです!

 

 ちなみにJ-POPでは、Bメロで変化をつけたいときや、2番のサビが終わって大サビに向かうまでのセクションで、変化をつけたいときによく使われます。

 

 

名脇役”「サブドミナント

 

最後は「F」ですね。

 

Fは「サブドミナント」という機能があり、

 

「少し不安定な響き」という、なんともはっきりしない特徴を持っています。

 

でもそんな「サブドミナント」もストーリー作りには必要不可欠な存在です。

 

トニックが「平和」、ドミナントが「ピンチ」だとしたら、

 

サブドミナントは「不穏な動き」「何かの前ぶれ」といったところでしょうか。

 

トニックとドミナントだけで曲を作ったら、ちぐはぐな曲になります。

 

ドミナント⇒トニックの場面では、「ピンチの状態から落ち着いた~」となるので良いのですが、

 

そこからまた、トニック⇒ドミナントに行くと、どうでしょう?

 

落ち着く暇もなく「またピンチ!?」となり、聴く方はついていけず、疲れてしまいます。

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中ボスに敗北して大技で吹っ飛ばされた先は、ラスボスの目の前だった…みたいな。いや修行させてくれと。キツすぎるだろうと。

 

なんの伏線もつなぎもないので、めちゃくちゃ雑なストーリーになってしまうんですね。

 

このつなぎに使えるのが「少し不安定な響き」を持つ、サブドミナントというわけです。

 

安定でも無いし、かといってめちゃくちゃ不安定でもないからこそ、丁度良いんです。

 

J-POPのコード進行では、つなぎとして使われたり、Aメロやサビの頭に持ってくることもあります。けっこう万能に使えるんですね。

 

ちなみに安定のトニックは、少し不安定な「ドミナントに向かいたがる」性質があります。

 

ずっと安定だとつまらないので、ちょっと変化が欲しくなるわけです。

 

毎日退屈な箱入り娘のお嬢様が、刺激を求めて屋敷抜け出す。みたいな感じですかね!

 

 

コード進行とはストーリーである

 

どうですか、何気なく聴いていたコードに機能があったなんて面白く感じませんか?

 

このように各コードの機能を上手くいかすことでストーリーを演出していくのが、僕ら作曲家というわけです。

 

コード進行の例をひとつ紹介しておきますね。

 

トニック→サブドミナントドミナント→トニック

 

安定 →  少し不安定 → 不安定 → 安定

 

映画で言うと、平和 → 中ボス戦でちょいピンチ → ラスボス戦で絶体絶命 →

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→ からの大逆転勝利!みたいな感じですね。

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 これはほんの一例であって、必ずトニックで始まってトニックで終わる、なんてルールはありません。

 

自由な発想で組み合わせてオッケーなんです!

 

 

”スリーコードのクローン”「代理コード」

 

さて、ダイアトニックコードの3/7を紹介し終えました。

 

VIIm-5は特殊なコードで、ほとんど曲には使われないので説明は省略します。

 

では残りの3つのコードはどんな機能があるのか。

 

「これ以上新しいカタカナを覚えるのはキツいです…」

 

そんな方もご安心ください!

 

なぜなら、残りの3つは「代理コード」といって、スリーコードとほぼ同じ機能を持っているからです。

 

オリジナルとはちょっと違う個性を持ったクローンみたいな感じですね。

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ですので、新しくカタカナを覚える必要はありません。

 

残りのコードは「Dm」「Em」「Am」ですね。

 

EmとAmはCの代理コードです。

 

ですから、トニックの要素を持っています。

 

ダイアトニックコード表の「機能」の欄にて、ぜひご確認ください。

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なぜ、代理コード「Em、Am」は「C」と響きが似ているのか。

 

その理由は、コードの構成音を見ていただけると分かります。

 

C … ドミソ

Em…ミソ

 

C…ドミ

Am…ラドミ

 

このように、構成音の2/3が一致しているから響きが似るんですね。

 

ちなみにDmはFの代理コードでサブドミナントの機能を持っています。

 

代理コードといってもやはりどのコードにも個性があり、それぞれ良さがあります。

 

代理コードを主軸とした進行の曲もたくさん存在します。

 

このように、C、Dm、Em、F、G、Amというストーリーを上手く組み合わせて、

 

人の感情を動かす曲を作っていくわけです。

  

 

コード進行はディグリーネームで覚えよう

 

さて、ここまでCのダイアトニックコードのスリーコードや代理コードについて説明してきました。

 

おそらく「他のキー、例えばキー=Dの時のスリーコードや代理コードはどれになるの?」

 

といった疑問が浮かんでいる方がいると思いますので、説明していきますね。

 

ダイアトニックコードの表を見ていただくと分かるのですが、

 

コードの上にギリシャ数字が書かれていますよね?

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これは「ディグリーネーム」といい、コード番号みたいなものです。

 

このコード番号それぞれに先程説明したコードの機能がくっついています。

 

例えばC→G→Cという進行なら、I→V→Iと言ったりします。

 

C→G→Cという進行はキー=Cですが、キー=Dに変えてみましょうか。

 

そのためにはまず、キーDにおける「I」と「V」にあたる音を確認します。

 

 キー=Dの「 I 」は、D。「V」は、Aですね。

 

ということは、I→V→Iの進行をキー=Dで行うと、D →A→Dになるわけです。

 

こうすれば、C→G→Cの雰囲気はそのままに、曲のキーを変更することができます。

 

実はカラオケのキー変更機能も、こういった原理で行われているんですね。

 

これを分かっていれば、もしあなたが「あの曲のキーを変えて演奏してみたい!」

 

と思った時、簡単にできてしまうわけです。

 

また、「あの王道コード進行を使って、自分の好きなキーで曲を作ってみたい!」、

 

なんてことも実現出来ちゃいます。

 

更に、コード進行をディグリーネームで覚えていると、

 

曲を聴いた時に「あっ、あの曲と同じ進行だ!」と気付く面白さがありますよ~。

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ここがコードの不思議で面白いところなんですが、

 

ディグリーネームでは同じ進行でも、「キーによって若干雰囲気が変わる」んです。

 

コードってのは本当に奥が深いです…

 

これ以上続けるとコードの沼に足を突っ込みかねないので、この辺で止めておきますね笑

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まとめ

 

•そのキーにおいて特にエネルギーが強い3つのコードをスリーコードという。

 

•コードは、トニック、ドミナントサブドミナントという3つの機能のいずれかを持っており、これらを組み合わせることでストーリーを演出できる。

 

•スリーコードと似た響きを持ち、同じ機能を持つコードを代理コードという。

 

ここまで読んでくれてありがとうございました!

 

次はいよいよ最後の講座ですね!

 

作曲開始まであと少しです。残り1講座、駆け抜けていきましょう!

 

次の講座で、いよいよ作曲ができるようになりますよ~。

お楽しみに!

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~知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ~「ステップ③ ダイアトニックコード」

 

 

「ダイアトニックコードさえ覚えれば、サルでも作曲できる」

 

 

 

どうも、"ROCK作曲家"の「創太」です。

 

ロックバンドのボーカルとして、オリジナル曲の作詞・作曲・DTMをしています。

 

今回は「知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ」シリーズの3回目になります。

 

以前のステップを終えていない方は、こちらからどうぞ!

 

順番に読まないと、必ずどこかでつまずきますよ〜。

dreamer-sota.hatenablog.com

これから紹介するダイアトニックコードは、はっきり言って超重要です。

 

ダイアトニックコードを学べば、誰でも簡単に作曲ができてしまいます。

 

極論を言うと、音楽理論を知らなくてもそれなりの曲が作れちゃいます。

 

ただし、曲を作るたびに「やっぱり音楽理論を一から理解しないとダメだ」となります。

 

良い曲を速く作るには音楽理論を基礎から学ばないといけないんだ…」と気付く日が来るからです。

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結局みんなが、後戻りして学ぶことになるんです。

 

それなら後戻りのロスが無いように、順番に基礎から学んだ方が速いです。

 

何でもそうですが、基礎がしっかり固まっているから応用ができますよね?

 

ダイアトニックコードがどのようにできているかを知らないと、上手く使いこなすことはできません

 

上手く使いこなせば、作曲速度が段違いに上がり、良い曲をたくさん作ることが出来るでしょう!

 

ちゃんとステップ①、②を終えてきましたか?

 

では、早速行きましょう!

 

 

 

【知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ】

 

①十二平均律


②メジャースケール


③ダイアトニックコード


④コードの機能


⑤作曲の手順

 

 

 

~ ③ダイアトニックコード ~

 

コード

 

さて、皆さんお待ちかね。コードの登場です。

 

コード … 2つ以上の音を同時に鳴らしたもの

 

では、早速Cメジャースケールの音を使ったコードをいくつか紹介します。

 

C(Cメジャー) 構成音 ⇒ ド、ミ、ソ

 

F(Fメジャー)構成音 ⇒ ファ、ラ、ド

 

G(Eメジャー)構成音 ⇒ ソ、シ、レ

 

コードについて詳しく説明したいところなんですが、ここでは省きます。

 

この記事は「ダイアトニックコード」の紹介がメインだからです。

 

コードの仕組みを知りたい方はこちらへどうぞ!

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外さないコードたち

 

C、F、Gといったコードは、「Cメジャースケール内の音だけで作ったコード」。

 

ここではこれさえ理解していればOKです。

 

実はこの3つのコード、どんな順番で鳴らしても「曲」になります。

 

C ⇒ F ⇒ G でも F ⇒ G ⇒ C でも G ⇒ C ⇒ F でもです。

 

つまり、「外さないコード」たちなんですね。

 

なぜ、外さないのか。

 

ステップ②の講座でスケール内の音を使えば、音が外れないことを学びましたよね。

 

C、F、Gというコードは何度も説明している通り、「Cメジャースケール」というスケール内の音だけを使っています。

 

これが理由です。

 

「外れない音」を使ってできたコードだから、どんな順番で並べても外れないんです。

 

白身魚のフライとタルタルソースって相性抜群ですよね?

 

でもマヨネーズでもたぶんいけますよね?

 

その理由はタルタルソースの中にマヨネーズが入っているからです。

 

白身魚のフライとマヨネーズは、相性が良いんです。

 

その相性抜群なマヨネーズが入っているタルタルだから、当然白身魚のフライと相性抜群というわけです。

 

なんだかよだれが出てきましたね…。心ゆくまでタルタルを飲みたくなってきました。

 

えーと、何の話でしたっけ?

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ま、待って!帰ろうとしないでください!

 

…さて、このスケール内の音で作った「外さないコード」たち。

 

ちゃんと名前がついているんですね。

 

その名前が「ダイアトニックコード」です!

 

 

「最強のコード」ダイアトニックコード

 

ダイアトニックコードの 一覧を表にしたものがこちら。

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☝こちらの図は、僕が敬愛する「うちやま作曲教室」さんのサイトから拝借しております!

 

読み方を説明しますね。

 

キーがCメジャーのダイアトニックコードは、「C、Dm、Em、F、G、Am、Bm-5」。

 

mがついてたらマイナーコード、何もついてないとメジャーコードです。

 

7や△7というのは、ひとまず無視でオッケーです。

 

実は、このダイアトニックコードを使うだけで簡単な曲が作れちゃいます。

 

注意点は、一点のみ。

 

ⅤⅡm-5のコードは響きが独特なので滅多に使用しない。

 

これだけ覚えておけば大丈夫です。

 

 ダイアトニックコードの表、まさに「最強のコード表」ですね!

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この表の覚え方も紹介しておきますね。

 

まず、この表の一番上の段に書いてある「ローマ数字」、これが重要です。

 

これは「ディグリーネーム」といって、音階を示す番号みたいなものです。

 

先に結論をいうと、この「I、IIm、IIIm、IV、V、VIm」という呪文を覚えればいいだけなんです。

 

といっても、得体の知れないものをいきなり覚える気にはなれないですよね。

 

ディグリーネームについては、次の章で説明していきますね。

 

 

ダイアトニックコードの覚え方

 

それでは、Cメジャースケールを使って説明していきます。

 

まず、Cはキーなので主役の音ですね。このスケールでは一番エネルギーが強いです。

 

そしてスケール内で一番低い音です。

 

「はじまりの音」「基準となる音」とも言えますね。

 

そんなCには「I」(1番)というディグリーネームがついていますね。

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隣のDmには「IIm」(2番)がついています。

 

この2番というのは、「基準の音から数えて2番目の音」という意味です。

 

Cメジャースケールの「C」の次の音は「D」ですね。

 

そして、m(マイナー)がついています。

 

だからDmが来るというわけです。

 

これがVIIm-5まで続くわけですね。

 

先ほど言ったようにVIIm-5はほぼ使わないのでVIm(6番)まで覚えればOKです。

 

おすすめの覚え方は、「I、IV、V以外は(m)マイナーがつく。」ですね。

 

 

ダイアトニックコードはスケール内の音でできていることを忘れない

 

ここで注意点をひとつお伝えしておきます。

 

それは、あくまでダイアトニックコードは、スケール内の音を使ってできているということです。

 

Bメジャースケールの場合、Bの次に来る音は「C」ではなく、「C#」ですよね。

 

そして、2番目の音なのでマイナーがつく、だから「C#m」になるわけです。

 

このように#の存在を忘れないように注意してください。

 

まあスケール内の音を使って作ったコードがダイアトニックコードなので、当然と言えば当然のことですが、忘れやすいのでお気を付けください。

 

 

ふざけているけど分かりやすいまとめ

 

さて、最後にダイアトニックコードを分かりやすく例えて終わりにしたいと思います。

 

説明してくれるのはこちらの方です!

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「よう、俺はしがないアイドルオタク。君、俺の話を聞きたいんだってな。」

 

「俺が追っかけてるあのアイドルに興味があるとは!君、なかなか見る目あるねえ。」

 

「オタクしかいないLINEグループがあるんだけど、ぜひ入らない?」

 

「ちょ、ちょっと待って、帰らないでってば!じゃあ5分だけ!5分だけ話そう!」

そう言うと、この男はあなたに語りかけてきた。

 

「いいか、とあるアイドル養成所からグループを作るために選ばれた12人の候補生がいたんだ。」

 

「でも、その中でグループとしてデビューできるのはたった7人だけなんだ!」

 

「デビューを懸けたオーディション、それはそれは過酷な戦いだった…」

 

「そう、そのデビューしたグループの名は、Cメジャーダイアトニック!」

 

「メンバーはご存じ、(C、D、E、F、G、A、B)ちゃんの7人だ!」

 

「絶対的エースはもちろん、Cちゃん!俺の推しメンであり、永遠の嫁だ!!」f:id:dreamer_sota:20210428200225j:image

 

「しかもこのグループが良いのは、グループ曲だけじゃなくユニット曲も豊富な所なんだよな!」

 

「ユニットは、C、Dm、Em、F、G、Am、Bm-5 と7つもあるんだぜ!」

 

「しかも選び抜かれた相性抜群のメンバーだからよ、どのユニットも完成度が高い高い。まったく、とんでもねえグループだよな!」

 

「おっといっけねえ!明日の握手会に向けて、美容師でイケメンにしてもらわないといけないんだった!フフフ。待っててくれよCちゃん。」

 

「じゃあ、また!どこかのライブ会場で会おうな〜!!」

 

そう言って男は去っていったのだった。

 

あなた「……アイドルオタクって、意外に身だしなみとかちゃんとしてるんだ…」

 

はい、茶番は以上です!お疲れさまでした!

 

 

まとめ

 

・ダイアトニックコードとは、スケール内の音を使ったコードである。

 

・ダイアトニックコードを使えばどんな順番に並べても「曲になる」。

 

・ダイアトニックコードは「I、IV、V以外は(m)マイナーがつく。」で覚える。

 

 

何か質問があればお気軽にコメントをどうぞ!

 

次の講座は「人の感情を動かすコードの使い方」を教えますよ〜。お楽しみに!

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~知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ~「ステップ② メジャースケール」

 

 

 

「メジャースケールを制するものが音楽理論を制する」

 

 


どうも、"ROCK作曲家"の「創太」です。

 

ロックバンドのボーカルとして、オリジナル曲の作詞・作曲・DTMをしています。

 

今回は「知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ」シリーズの2回目になります。

 

1回目の記事を読んでいない方は、こちらを先に読むことを強くオススメします。

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「十二平均律はすでに理解してるよ~」という方であれば読まなくても良いのですが、

 

「あまり自信がありません…」という方は、ステップ①を理解してからこの記事を読み進めることをおススメします。

 

なぜなら算数ができていないと数学が理解しにくいように、基礎を知らないまま進むと、どこかでつまずく可能性が高いからです。

 

どんどん出てくる意味の分からない専門用語に打ちのめされ、音楽理論の勉強が嫌になってしまうかもしれません。

 

こうなるといつまでたっても作曲で苦労しますし、良い曲を作り続けるのは難しいと思います。

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何を隠そう、僕自身がこういった経験をしてきた本人なんです。

 

その道を通った僕だからこそ、作曲初心者が挫折しないための手助けができると思います。

 

ですから、音楽理論が誰でも簡単に理解できる5ステップの講座を作りました!

 

どうせ勉強するなら、ラクかつ最速で楽しく知識を習得したいですよね!

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この講座を5つ全て終えたら、あなたは自分で作曲ができるようになります!

 

SNSでオリジナル曲をバズらせてみたくありませんか?

 

あなたがインスタやYoutubeでオリジナル曲を公開したら、どんなリアクションが欲しいですか?

 

良い曲ができれば、毎回いいねをつけてくれるファンができるかもしれませんよ!

 

「毎回新曲楽しみにしてます!」

 

「気付いたら毎日聴きにきてる笑」

 

「なんかこの人の歌聴くと元気になれる…」

 

こんなコメントが来たらめちゃくちゃ嬉しいですよね?

 

あなたの曲で誰かを勇気づけたり、心を動かしたいと思いませんか?

 

せっかく曲を作るなら、良い曲を作りたいですよね!

 

そんなあなたに必要不可欠なのが、「音楽理論の基礎」であり、今回のテーマである「メジャースケールの知識」というわけです。

 

では、早速行きましょう!

 

 

 

【知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ】

 

①十二平均律


②メジャースケール


③ダイアトニックコード


④コードの機能


⑤作曲の手順

 

※絶対に読まないでください

 この講座はステップ①から順番に読み進める前提で作成していますので、絶対に飛ばさずに、ステップ①から読んでくださいね。飛ばし読みすると、理解できないように作っています。

 

~ ②メジャースケール ~

 

12音を適当に弾くと音楽は成り立たない

 

いきなり変なことを言いますが、今から言う状況を想像してください。

 

あなたの目の前にピアノがあります。

 

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目をつぶって、曲を綺麗に弾こうなんて考えず、

 

めちゃくちゃ適当に弾いてみてください。

 

 

 

 

 

 

どうですか?とても聴けたもんじゃないですよね?

 

「いや、アンタがめちゃくちゃ適当に弾けって言いましたやん!」

 

「こんなもん音楽でも何でもないじゃん!」

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そうなんです! 12個ある音を適当に弾くと、「音楽にならない」のです!

 

ではこれを音楽にするにはどうしたらいいか。

 

「スケール」を使えばいいのです。

 

 

スケールとは「型」である

 

先に結論から言っちゃいますね。

 

まずここでいう「スケール」とは何か。

 

それはズバリ、「まとまりのある音を取り出せる型」です。

 

この「スケールを使って取り出した音」を使ってピアノを弾くと、あら不思議。

 

音が外れません!!

 

つまり「音にまとまりがある」のです!

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「スケールが便利なのはなんとなく分かった。」

 

「だけど、言葉だけじゃピンとこない…」

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そうだと思います。その気持ちすごく分かります。

 

では数あるスケールの一つ、「メジャースケール」を実際に使ってみましょうか。

 

 

 

あなたはすでにメジャースケールを知っている

 

その前に、あなたへ衝撃的な事実をお伝えします。

 

実は、あなたはすでに「メジャースケール」を体感しています。

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「ドレミファソラシ(ド)~♪」って音階を聴いたことはありますよね?

 

実はこれこそが、メジャースケールで取り出した音なんです。

 

12個の音から取り出された、選ばれし「7個の音」なんです。

 

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「12個の音より選ばれし7つの音よ、破壊の旋律を奏でるがいい!」

「メジャースケーーーール!!!!」

 

 

 

つまり、メジャースケールという「型」は何ができるのか。

 

全部で12個ある音の中から、まとまりのある「7つの音」を見つけ出せます。

 

やり方は簡単、この「型」を使うだけです。

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↓こちらは、全ての音を並べたものになります。

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型の左端を「ド」に当ててみましょうか。

 

そうすると、白い部分にハマった音たちがいますね。

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ドレミファソラシ(ド)

 

はい、これが「ド」のメジャースケールです!

 

 

 

じゃあ次は「レ」のメジャースケールを見つけましょう。

 

使い方は同じく、型の左端を「レ」に当てるだけ。

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レミファ#ソラシド#(レ)

 

こうして型を当てる位置を変えるだけで、さまざまなメジャースケールが見つけ出せるんです!

 

まさに「魔法の型」ですよね!

 

「でも、この型を覚えるのはめんどくさい…」

 

「もっと簡単な方法無いの?」

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そんな方もご安心ください!

 

型を覚えられる「魔法の呪文」がありますので!

 

 

メジャースケールは呪文で覚えよう

 

魔法の呪文を覚える前に、魔法の型のネタバラシをしていきます。

 

魔法の型の仕組みは、とても簡単です。

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このように、「全全半全全全半」という間隔で音が並んでいるだけなんです。

 

この「並び方」こそが、メジャースケールなんです。

 

さて、気付かれましたでしょうか?

 

「全全半全全全半」

 

これが、メジャースケールという型を覚えるための「魔法の呪文」です!

 

「ド」のメジャースケールが知りたいなら、

 

「ド」から「全全半全全全半」と音を拾えばいいんです。

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ここで既にお気づきの方もいると思いますが、

 

この型ってピアノの鍵盤とそっくりですよね。

 

というか、同じなんです。

 

型の白い部分であり、音がハマる部分は、

 

「鍵盤の白鍵の位置」と同じなんです。

 

不思議ですよね!

 

 

 

スケールとは「並び方」である

 

スケールは、メジャースケール以外にもたくさん存在し、それぞれ特徴があります。

 

メジャースケールは、「明るい響き」の特徴を持っています。

 

他にも「マイナースケール」といったスケールもあるんですが、

 

こちらは「悲しい響き」の特徴を持っています。

 

当然音の並び方はメジャースケールとは違います。

 

マイナースケールの音の並びは、「全半全全半全全」です。

 

つまり、スケールとは「並び方」なんですね。

 

音の並び方が違うだけで、響きが変わるなんて面白いですよね!

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それぞれのスケールにはキーマンが存在する

 

※ここからは「ドレミファソラシ(ド)」でなく、

 

「CDEFGAB(C)」という、音楽の世界では一般的な表記で説明していきます。

 

さて、これまでスケールについて説明してきましたが、

 

それぞれのスケールには主役となる音があります。

 

C(ド)メジャースケールなら「C」。

 

D(レ)メジャースケールなら「D」。

 

これが主役にあたる音になります。

 

 

 


この主役の音を「キー」といいます。鍵って意味ですね。

 

Cは「Cメジャースケールという世界のキーマン」


そんな風に覚えるのがおすすめです。

 

f:id:dreamer_sota:20210428125714p:plain映画の主演俳優!とか、バルセロナにおけるメッシ!みたいなイメージですね。

 

 

 

まとめ

 

・スケールとは、音の並び方を示す型。この型に沿って音を取り出せば、音は外れない。


・メジャースケールは、白鍵の並び方と同じで、

 

「全全半全全全半」。👈この呪文は暗記必須!!

 

 この並びをCから始めればCメジャースケール。


・スケール内の主役の音をキーという。


 CメジャースケールのキーはC。

 

 

何か質問がありましたらお気軽にコメントをどうぞ!

 

次の講座は、楽勝で作曲ができるようになる「最強のコード表」が出てきますよ〜。お楽しみに!

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~知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ~「ステップ① 十二平均律」

 

 

 

「全ての音楽理論は十二平均律から始まる」

 

 

 

どうも、"ROCK作曲家"の「創太」です。

 

ロックバンドのボーカルとして、オリジナル曲の作詞・作曲・DTMを担当しています。

 

突然ですがあなたは、作曲を始めてどれくらいですか?

 

もし「作曲始めたてで、何も分からないです…」とか、

 

「作曲してみたいんですけど、難しそうで手が出せてません…」

 

なんて方は、運が良いかもしれません。

 

なぜなら、この記事は「知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ」シリーズ一回目だからです!

 

この記事には、作曲に必要不可欠な音楽理論の基礎を詰め込んでいます。

 

つまりあなたが聴く人を感動させる最高の曲を作りたいなら、「絶対に通るべき道」ということです。

 

基礎知識が無いと、いつまでたっても作曲に苦労します。

 

なぜなら基礎知識が無いと、作曲に関する応用的な記事や動画をいくら見ても理解ができません。

 

一つ一つ理解していかないと、意味の分からない専門用語に打ちのめされ、作曲の勉強が嫌になってしまうでしょう。

 

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順番通りしっかりと基礎を積み上げていれば、応用的な知識もグングン吸収できます!

 

吸収した知識を作曲に生かすことで、より良い曲が作れるようになるはずです。

 

そうすると、また学習したくなる好循環に突入し、作曲が楽しくてたまらなくなるでしょう!

 

どうせ勉強するなら、ラクかつ最小限の努力で楽しく知識を習得したいですよね!

 

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この5回の講座を全て終えた時、あなたは自分でオリジナル曲が作れるようになっているはずです。

 

オリジナル曲でSNSをバズらせてみたくありませんか?

 

想像してください!

 

あなたが自分のインスタでオリジナル曲の弾き語りを公開すると、

 

あなたのファンからすぐに「いいね!」がつき、

こんなコメントが来ます。

 

「なんかこの曲聞いてると元気出てくる…」

 

「いや普通に神曲

 

「毎回新曲がホントに楽しみ」

 

「気付いたら毎日聞きに来てる笑」

 

こんな反応がもらえたらどんどん作曲したくなっちゃいますよね!

 

「こんなアーティストみたいな体験をしてみたい!」

 

そう思った今のあなたに必要なのが、

音楽理論の基礎」というわけです!

 

では、早速行きましょう!!

 

 

 

【知識ゼロから作曲できるまでの5ステップ】

 

①十二平均律


②メジャースケール


③ダイアトニックコード


④コードの機能


⑤作曲の手順

 

※絶対に読まないでください

 この講座はステップ①から順番に読み進める前提で作成していますので、絶対に飛ばさずに、ステップ①から読んでくださいね。飛ばし読みすると、理解できないように作っています。

 

 

~ ①十二平均律 ~

 

音は半音ずつ12個並んでいる

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はい、皆さん一度は見たことがあるであろう、ピアノの鍵盤です。

 

ピンクの「ド」〜「ド」にご注目ください。

 

一番左の「ド」から次の「ド」まで、「12個」の音が並んでいますね。

 

さらに分かりやすくしたモノがこちら👇

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こちらは、白鍵と黒鍵のサイズを一緒にした鍵盤です。

 

これらの音同士の間隔は全て同じで、「半音」という言葉で表されます。

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つまり音は12個あって、半音ずつ並んでいるんですね。

 

鍵盤というのは、これを繰り返しているだけなんです。

 

この「ド」〜「ド」の間の音を12等分に区切るルールを「十二平均律」といいます。

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テキトーに18分割したら、「十八テキトー律」ですね!

 

何で12等分なのかは僕も知りません。

 

おそらくですが、「ド」〜「ド」の間の音をどう区切ろう?といろいろ試した結果、「12等分にすると一番演奏しやすい!」となったんだと思います。

 

「等分すると、楽器も作りやすいし、キーを変えても演奏しやすいじゃん!これでいこう!」みたいなノリでできたのかもしれませんね。笑

 

 

 

ミ#とシ♯は存在しない

 

ちなみに♯(シャープ)は「半音上がる」という意味です。

 

黒鍵に当てられた音階は全て#がついていますね。

 

つまり「レ」の白鍵のすぐ隣の黒鍵は、半音上の音、「レ#」というわけです。

 

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では、「ミ」の半音上の音は分かるでしょうか。


そう、「ミ#」ではなく、「ファ」ですね。

 

ミ~ファの間には、黒鍵が無いですよね。シ~ドも同様です。


つまり、ミ#とシ♯という音階は存在しないんです。

 

ミ#は「ファ」であり、シ#は「ド」なんです。

 

 半音2つ分が全音

 

ちなみに、半音2つ分の音の間隔を「全音」といいます。

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「ド」の全音上は「レ」というわけです。

 

では、「ミ」の全音上は何でしょう?

 

そう、「ファ♯」ですね!

 

 

 

 ひとまず♭(フラット)は置いといて♯(シャープ)を覚えよう

 

また、半音上げることを「#(シャープ)」といいますが、

 

半音下げることを「♭(フラット)」といいます。

 

例えば「レ#」は、レの半音上であると同時に「ミの半音下」の音です。

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つまりレ#は、「ミ♭」でもあるわけです。

 

慣れない内は混乱しやすいので、この講座では♭(フラット)は使わず、♯(シャープ)だけで説明しますね。

 

ですから、この講座が終わるまでは#(シャープ)だけ覚えておけばオッケーです。

 

 

 

「ドレミファソラシド」=「CDEFGABC」

 

最後に、一般的には「ドレミファソラシド」という呼び名が定着していますが、

 

音楽の世界では主に「CDEFGABC」を使います。

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そのため、以降は少しずつこの呼び名で説明していきます。

 

徐々に慣れていきましょう!

 

 

 

まとめ


  ・音は鍵盤の数、つまり12個あり、その間隔は全て半音ずつである


  ・ミ~ファ、シ~ドの間だけ黒鍵、つまり#付きの音階が無い

 

 

 

何か質問がありましたらお気軽にコメントをどうぞ!

 

次の講座は作曲に必要不可欠な「魔法の型」が出てきますよ〜。お楽しみに!

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